寒い季節になると、なぜか「火のぬくもり」が恋しくなりませんか?
パチパチと薪がはぜる音、ゆらゆらと揺れる炎の灯り。そんな癒しを感じられるのが、暖炉や薪ストーブのあるホテルです。

今回は、関東やその近郊でアクセスも便利な「暖炉・薪ストーブ付きホテル」を厳選して5つご紹介します。都心からも行きやすく、週末旅行や記念日にもぴったり。心がほっとする空間で、特別な冬のひとときを過ごしてみませんか?

関東で見つけた!暖炉・薪ストーブのあるおすすめホテル5選

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  1. 関東で見つけた!暖炉・薪ストーブのあるおすすめホテル5選
    1. 【栃木】那須高原 TOWAピュアコテージ
    2. 【神奈川】箱根本箱(HAKONE HONBAKO)
    3. 【千葉】鴨川グランドホテル 別邸ラ・松廬
    4. 【山梨】八ヶ岳高原ロッジ(関東近郊)
    5. 【長野】星野リゾート 界 アルプス(関東からの旅行圏内)
  2. なぜ人気?暖炉・薪ストーブ付きホテルの魅力
    1. 炎のゆらめきが与える癒し効果
    2. 冬だけの非日常体験ができる
    3. おしゃれな写真が撮れるインテリア
    4. 心が落ち着く「火のある暮らし」
    5. 旅の思い出が深くなる理由
  3. アクセス便利!都心から行ける癒しの宿
    1. 東京から電車や車で行ける宿を厳選
    2. 日帰り不可!泊まってこその魅力
    3. 冬のドライブにもおすすめの立地
    4. 雪道注意?冬の移動アドバイス
    5. 電車+送迎ありの宿もチェック
  4. 暖炉ホテルでの1日モデルプラン
    1. チェックインしてすぐに暖炉タイム
    2. 夕食前後にゆったりした焚き火体験
    3. 読書やおしゃべりにぴったりの夜時間
    4. 朝のコーヒーを薪の香りとともに
    5. ゆっくり過ごすチェックアウト前
  5. 宿選びで失敗しないためのチェックポイント
    1. 部屋に暖炉がある?共用スペースのみ?
    2. 子連れ・ペット連れはOK?
    3. 薪の香りや煙が気になる人への注意点
    4. 公式サイトやSNSで設備を確認しよう
    5. 口コミから見る「リアルな体験談」
  6. まとめ:心も体も温まる冬の贅沢、暖炉ホテルで特別な時間を

【栃木】那須高原 TOWAピュアコテージ

那須高原の自然の中にある「TOWAピュアコテージ」は、薪ストーブ付きのコテージがあることで人気の宿泊施設です。広々としたコテージは、木のぬくもりを感じるつくりで、特に冬の時期には薪ストーブが本領を発揮します。火を入れると、パチパチという音とともに、心地よい暖かさが部屋全体に広がります。

薪ストーブはインテリアとしても存在感があり、SNS映えする写真が撮れるのも嬉しいポイント。自分で薪をくべる体験は、普段の生活ではなかなかできないため、家族連れやカップルにも好評です。ペットと一緒に泊まれる棟もあるので、愛犬と焚き火のような空間を楽しむことも可能です。

また、那須ハイランドパークや温泉施設も近くにあるため、観光とあわせてゆったりとした滞在を楽しめます。冬の寒さを楽しむ旅にはぴったりの宿です。

【神奈川】箱根本箱(HAKONE HONBAKO)

本好きにはたまらない「箱根本箱」は、“本と過ごす温泉宿”として有名なデザインホテルです。館内には約1万冊の本が並び、その本の世界にどっぷり浸れる空間が用意されています。そんな本箱の一部の客室やラウンジスペースには、実際に薪ストーブが設置されており、炎を見ながら読書ができるという贅沢な時間が過ごせます。

箱根という好立地にありながら、静かで落ち着いた空間が広がっているのも魅力の一つ。薪ストーブの炎は心を穏やかにし、読書体験をより深いものにしてくれます。寒い季節にこそ訪れてほしい、大人のための隠れ家的な宿です。

レストランでは地元の旬の食材を使った料理が楽しめ、身体の中からも温まることができます。静かに過ごしたい人、本が好きな人、冬の箱根を楽しみたい人に強くおすすめできるホテルです。

【千葉】鴨川グランドホテル 別邸ラ・松廬

千葉・鴨川の海を一望できる「鴨川グランドホテル」の別邸である「ラ・松廬」は、全棟ヴィラタイプの高級宿泊施設。各ヴィラにはプライベートガーデンと露天風呂がついており、さらには薪ストーブまで備えられています。和と洋が融合した上質な空間で、まるで高級別荘のような体験ができます。

特に冬の夜、海から吹く風が冷たい中、薪ストーブのぬくもりは格別です。炎のゆらぎを見つめながら、大切な人と静かな時間を過ごすことができます。スタッフのサービスも丁寧で、完全プライベートな空間で非日常を満喫できます。

都心から車で2時間程度とアクセスも良く、週末の小旅行にもぴったり。誰にも邪魔されずに過ごしたい、そんな特別な日にはぴったりの隠れ家です。

【山梨】八ヶ岳高原ロッジ(関東近郊)

関東からのアクセスも良い「八ヶ岳高原ロッジ」は、標高1,500メートルの自然豊かな場所にあります。冬は雪景色が広がり、まるで外国の山小屋に来たような気分が味わえます。館内のパブリックスペースに設置された大きな暖炉は、誰でも自由に使うことができ、宿泊者同士が語らう場としても人気です。

炎のぬくもりとともに、クラシック音楽の生演奏が行われる日もあり、まさに大人の贅沢時間を過ごすことができます。静けさと自然、暖かさのバランスが取れたこの宿は、1人旅や読書旅行にもぴったり。

また、周囲にはスキー場やハイキングコースもあるため、アクティブな旅行を楽しんだあとに、暖炉の前でほっとひと息つくという過ごし方もできます。

【長野】星野リゾート 界 アルプス(関東からの旅行圏内)

最後に紹介するのは、関東から新幹線で2時間ほどの長野にある「星野リゾート 界 アルプス」。長野県大町市に位置し、日本アルプスの絶景と温泉を楽しめる人気の高級温泉宿です。ラウンジスペースにある薪ストーブは、冬季には宿泊者の憩いの場となり、まるで山小屋のような雰囲気が漂います。

界ブランドらしい和モダンなデザインの中に、信州らしい民芸やおもてなしの心が詰まっており、心からくつろげる滞在ができます。冬の信州は冷え込みが厳しいですが、そのぶんストーブのぬくもりが心にしみます。

地元の郷土料理が楽しめる夕食や、温泉に浸かりながら見る雪景色など、五感で楽しむ旅がここにはあります。寒さすら楽しみに変えてくれる宿として、関東在住の方にも人気です。

なぜ人気?暖炉・薪ストーブ付きホテルの魅力

炎のゆらめきが与える癒し効果

暖炉や薪ストーブの魅力の一つは、なんといっても「炎のゆらめき」です。火が燃える様子をぼんやりと眺めているだけで、心がゆったりと落ち着いていくのを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。これは「1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムが関係しています。自然界に多く存在するこの不規則なリズムは、人間の脳波と心拍と調和しやすく、リラックス効果があるとされています。

特に現代人は、スマホやPCなど人工的な光に囲まれて生活しており、自然の光である「火」に触れる機会がほとんどありません。だからこそ、ホテルで暖炉の炎を目の前にしたときの心地よさは、格別なのです。無言でも癒される空間は、友人や家族、大切な人との距離を縮めてくれます。

静かな夜に、暖炉の前でホットドリンクを片手に過ごす時間は、何よりも贅沢。日常のストレスから解き放たれるこの体験が、多くの人に人気を集めている理由の一つです。

冬だけの非日常体験ができる

暖炉や薪ストーブのあるホテルは、主に秋から冬にかけてその魅力を発揮します。夏場には感じられない「火のぬくもり」は、寒い季節だからこそ価値があります。冬にしか味わえない特別な体験として、近年注目を集めています。

また、薪を自分でくべたり、火を起こしたりする体験ができる宿もあり、非日常の「原始的な体験」ができる点もポイントです。普段はボタン一つで暖房をつける生活をしている私たちにとって、火を育てるという行為はとても新鮮で、心を整えてくれる時間になります。

薪の香りや燃える音など、五感すべてを使って感じるこの体験は、まさに自然との対話。寒いからこそ価値があるこの時間が、多くのリピーターを生んでいるのです。

おしゃれな写真が撮れるインテリア

インスタグラムやX(旧Twitter)など、SNSで「#暖炉のある宿」「#薪ストーブのある暮らし」といったタグが話題になるほど、見た目の美しさも人気の理由です。炎のゆらめきと木のインテリア、そしてヴィンテージ調の家具が揃う空間は、どこを切り取っても絵になります。

特に女性からは、「ナチュラルでおしゃれな空間に憧れる」という声も多く、宿泊記として写真や動画を投稿する人も増えています。夜の時間帯に撮影すれば、暖かい光に包まれたロマンチックな雰囲気を演出できます。

さらに、薪ストーブを囲んでのティータイムや、読書風景など「スローライフ」な時間を切り取った写真は、フォロワーからの反応も上々。思い出としてだけでなく、SNS映えを狙いたい人にも人気の滞在スタイルです。

心が落ち着く「火のある暮らし」

昔の日本の家には、囲炉裏やかまどなど「火のある暮らし」が当たり前でした。現代ではガスや電気が主流になり、火のぬくもりを直接感じることが少なくなっています。でも、人間の本能的な部分では「火=安心」と感じるようにできているのです。

暖炉や薪ストーブのあるホテルでは、その本能に寄り添うような、安心感に包まれた時間が流れます。テレビやスマホから少し離れ、ただ炎を見つめて過ごす時間。それが、心の深いところで癒しとなり、旅の満足度を高めてくれるのです。

特に、現代のストレス社会に疲れている方にとって、この「火のある暮らし」の体験は、精神的なデトックス効果もあります。ホテルという非日常空間で、自然のエネルギーに触れ、心からリラックスできるのが最大の魅力です。

旅の思い出が深くなる理由

人は「五感に残る体験」を、長く記憶にとどめます。薪がはぜる音、木の香り、炎の光、手をかざしたときのぬくもり。暖炉や薪ストーブのある旅は、まさに五感をフルに使った思い出づくりができます。

特に冬の旅行は、どこか孤独になりがちな季節。だからこそ、人のぬくもりや自然の温かさに触れることで、その旅が「特別な記憶」として刻まれやすくなります。寒さの中で感じたぬくもりは、何年経っても心に残るのです。

また、宿泊中に読んだ本や交わした会話、飲んだコーヒーなど、小さな思い出も火のある空間があることで、より印象深いものになります。だからこそ、暖炉付きのホテルに泊まった旅は、ほかとは一味違う深い体験になるのです。

アクセス便利!都心から行ける癒しの宿

東京から電車や車で行ける宿を厳選

暖炉や薪ストーブのあるホテルというと、山奥やアクセスが不便な場所を想像しがちですが、実は東京都心からも気軽に行ける場所が増えています。たとえば、箱根や那須、千葉の鴨川などは、車で2時間以内、電車でも2〜3時間ほどで到着できます。週末の1泊2日の小旅行にもぴったりの距離です。

このようなエリアにあるホテルは、移動が負担にならず、到着してからの時間をゆっくり使えるのが魅力です。冬は日が短くなるので、到着後すぐにチェックインして、薪ストーブに火を入れ、温かい飲み物を飲みながらのんびり過ごすという贅沢な時間を満喫できます。

また、都心からアクセスが良いホテルは、緊急時にも安心です。仕事や子どもの予定などで長期の旅行が難しい方でも、「近くて非日常」が味わえるのは大きなメリットです。

日帰り不可!泊まってこその魅力

暖炉や薪ストーブの本当の良さは、「夜の時間」にあります。炎のゆらめきは、夜になるほど幻想的になり、照明を落とした空間ではまるで物語の中にいるような気分になります。日帰りではこの特別な雰囲気を味わいきることはできません。

また、薪ストーブや暖炉は、火を起こしてから部屋が暖かくなるまでに少し時間がかかります。これもまた、ゆったりとした「時間を味わう」要素のひとつ。せかせかせず、のんびりと過ごすことで、心も身体も癒されます。

チェックインから夜の読書タイム、静かな朝のコーヒータイムまで、宿泊を通じて火のある暮らしをじっくり楽しむことができます。だからこそ、暖炉ホテルは「泊まってこそ価値がある」のです。

冬のドライブにもおすすめの立地

冬の旅行は車での移動が便利な場合も多いです。特に家族連れや荷物が多いカップル旅行では、マイカー移動が快適。紹介したホテルの多くは、都心から2時間以内で到着可能な場所にあり、冬のドライブコースとしても人気があります。

例えば、那須や八ヶ岳エリアでは、途中の景色も美しく、冬ならではの雪景色を楽しむことができます。また、サービスエリアや道の駅も充実しており、途中休憩もしやすいのがポイントです。

ただし、積雪の多い地域ではスタッドレスタイヤやチェーンの準備が必要です。事前に天気予報と道路状況をチェックして、安全運転を心がけましょう。雪の中を走り抜けたあとに、薪ストーブの前で温まる…そんな贅沢な旅も冬ならではです。

雪道注意?冬の移動アドバイス

冬の宿泊旅行で気になるのが、雪道や凍結による移動のリスクです。特に標高が高いエリアや山道では、突然の降雪があることも珍しくありません。車で行く場合は、スタッドレスタイヤの装着が必須。チェーンを積んでおくとさらに安心です。

一方で、電車やバスを使って行けるホテルも多くあります。たとえば、箱根は小田急線や箱根登山鉄道、那須は新幹線+バスでアクセス可能。公共交通機関を使えば、雪道の運転が不安な人でも安心して訪れることができます。

また、宿泊施設によっては、最寄り駅からの無料送迎サービスを行っているところもあります。予約時に送迎の有無を確認しておくと、安心して移動できます。安全に冬旅を楽しむために、交通手段はしっかりと計画しておきましょう。

電車+送迎ありの宿もチェック

車を使わずに行きたい方には、「電車+送迎バス」が便利な選択肢です。多くの宿では、最寄り駅やバス停からの無料シャトルサービスを行っており、事前予約すればスムーズに宿まで移動できます。

たとえば、「TOWAピュアコテージ」は那須塩原駅から無料送迎バスを利用可能。また、「星野リゾート 界 アルプス」も、長野県の信濃大町駅から送迎あり。雪道運転に不安がある方や、電車でゆったり移動したい方におすすめです。

さらに、電車移動のメリットは「移動中もリラックスできる」点です。読書をしたり、音楽を聞いたり、ゆったりとした時間を過ごしながら目的地に着けるのは、冬旅ならではの魅力です。

暖炉ホテルでの1日モデルプラン

チェックインしてすぐに暖炉タイム

暖炉付きホテルに到着したら、まず体験したいのが「暖炉タイム」です。チェックインを済ませて部屋に入ると、木のぬくもりと静かな空間が迎えてくれます。冷えた体をすぐに温めてくれる薪ストーブや暖炉は、ホテルの中でも特別な存在。火がついていない場合は、スタッフに頼んだり、自分で薪をくべて着火体験ができるところもあります。

火が入ると、部屋の雰囲気は一気に変わります。パチパチと薪が燃える音、やわらかい炎の揺らめき、ほんのりと香る木の匂い。全身で「冬の宿に来たんだなあ」と実感できます。荷物を置いて、まずは暖炉の前でほっと一息。コーヒーやハーブティーを片手にソファでくつろげば、都会の喧騒をすっかり忘れてしまうはずです。

この最初の時間こそが、暖炉付きホテルならではの醍醐味。旅のスタートを、ゆっくりと温かく始めましょう。

夕食前後にゆったりした焚き火体験

夕食の時間が近づいてきたら、焚き火や暖炉の前で過ごすゆったりとした時間がおすすめです。外に設置された焚き火スペースがあるホテルでは、焚き火体験を通じて自然と触れ合うこともできます。炎を囲んで語らう時間は、普段なかなかできない貴重なコミュニケーションの場となります。

焚き火のそばでは、マシュマロを焼いたり、ホットワインや甘酒を楽しめるイベントを開催しているホテルもあります。子ども連れでも楽しめますし、カップルならロマンチックな雰囲気を楽しむことも。

夕食前のひとときをこうして過ごすことで、旅の時間がより豊かに、思い出深いものになります。薪の炎と空気の冷たさ、そして美味しい食事への期待感。全てが特別な演出になります。

読書やおしゃべりにぴったりの夜時間

夕食後は、暖炉のあるラウンジや客室でのんびりと過ごす時間が待っています。派手なアクティビティがなくても、火のそばで読書をしたり、家族や恋人とおしゃべりを楽しんだりするだけで、心が満たされていくのを感じるでしょう。

本がたくさん置かれているホテル(例えば箱根本箱など)では、気になる本を手にとって、炎を眺めながらページをめくるのがおすすめです。時間を忘れて、ゆったりと過ごせる夜は、まさに「癒し」の時間。

また、薪ストーブの火は、ただ見ているだけでも心を落ち着かせる効果があります。スマホをオフにして、静かに過ごす夜は、普段の生活ではなかなかできない贅沢です。心が疲れていると感じている方にこそ、こうした時間をおすすめします。

朝のコーヒーを薪の香りとともに

朝は、暖炉の火が静かに燃える部屋で、淹れたてのコーヒーを飲むひとときが格別です。朝日が差し込む中で、薪のほのかな香りに包まれながらのモーニングタイムは、心と体の目覚めにぴったり。特に冬の朝は空気が澄んでいて、五感がいつも以上に研ぎ澄まされるように感じます。

自分でドリップするスタイルの宿や、ラウンジで無料のコーヒーサービスを行っている宿も多く、朝の時間も有意義に過ごせます。寒い朝だからこそ感じられる暖かさと、薪の匂いが旅の思い出として残ります。

また、朝の時間は意外と静かで、自分だけの時間を持ちやすいです。読書や軽いストレッチ、手帳に旅の感想を書くなど、豊かな朝時間を楽しんでください。

ゆっくり過ごすチェックアウト前

チェックアウトの時間まで、ゆっくりとホテルの空間を楽しみましょう。最後に暖炉の前で記念写真を撮ったり、少し読書をしたり、お土産を選んだりと、旅の締めくくりにぴったりの時間です。無理に観光に出かけず、ホテルでのんびりと過ごすという選択もおすすめです。

暖炉や薪ストーブのあるホテルは、「滞在そのもの」が旅の目的になります。なので、慌ただしく出発せず、最後までその空気を楽しみ尽くすことが大切です。時間に余裕があれば、朝風呂や温泉につかってから出発するのもいいですね。

チェックアウト時には、スタッフの方におすすめの季節や再訪のベストタイミングを聞いてみるのも楽しい会話になります。「また来たい」と思える宿は、旅の宝物です。

宿選びで失敗しないためのチェックポイント

部屋に暖炉がある?共用スペースのみ?

暖炉や薪ストーブがある宿泊施設には、大きく分けて2つのタイプがあります。一つは客室内に暖炉や薪ストーブが設置されているタイプ、もう一つは共用スペース(ロビーやラウンジ)に設置されているタイプです。予約前に必ずチェックしておきたいのがこのポイントです。

たとえば、「鴨川グランドホテル 別邸ラ・松廬」や「TOWAピュアコテージ」のように、部屋ごとに薪ストーブが備わっている場合は、自分たちだけの時間を火のそばで満喫できます。一方、「八ヶ岳高原ロッジ」や「星野リゾート 界 アルプス」では、共用ラウンジに大きな暖炉があり、他の宿泊客とゆるやかに空間を共有するスタイルです。

どちらにも良さはありますが、「部屋で炎を見ながら寝る」「人目を気にせずくつろぎたい」という方は、客室内に暖炉があるタイプを選ぶと失敗が少ないです。宿の公式サイトや予約サイトで設備情報をしっかり確認しましょう。

子連れ・ペット連れはOK?

家族旅行やペットとの宿泊を考えている場合は、暖炉や薪ストーブのある宿でも対応可否をしっかり確認しておく必要があります。特に火を扱う設備があるため、子どもやペットの安全には十分な注意が必要です。

「TOWAピュアコテージ」など一部のコテージタイプの宿では、ペットと泊まれる棟があり、家族みんなで焚き火体験ができる工夫がされています。一方で、施設によっては「ペット不可」「12歳未満宿泊不可」などの年齢・条件制限がある場合もあります。

また、薪ストーブは熱を持つため、小さなお子さんがいる場合は囲いがあるかどうか、火に触れないように安全対策がされているかなども事前確認が必須です。予約前に宿に問い合わせておくと安心ですね。

薪の香りや煙が気になる人への注意点

薪ストーブや暖炉は自然の香りが魅力のひとつですが、敏感な人にとっては「煙のにおい」や「目の刺激」が気になることもあります。特に、アレルギーがある方や喘息を持っている方は注意が必要です。

現代の薪ストーブは密閉性が高く、煙やにおいが部屋に充満することはほとんどありませんが、窓を開けたときや薪の入れ替え時などに少しにおいがする場合もあります。敏感な方は、レビューを確認したり、宿に煙の管理について問い合わせてみると良いでしょう。

また、薪ストーブを使用していないシーズンや、使用しないプランを選ぶことで対策することも可能です。香りも含めて楽しめる人にとっては最高の体験ですが、苦手な方はしっかり情報収集して選ぶことが大切です。

公式サイトやSNSで設備を確認しよう

宿泊施設の予約前には、必ず公式サイトやSNSを確認しましょう。写真や紹介文には、客室のタイプ、暖炉の位置、設備の詳細などが載っています。特にSNSでは、実際に宿泊した人の写真や体験談を見ることができ、よりリアルな雰囲気をつかむことができます。

最近では、宿のInstagramアカウントや公式YouTubeチャンネルで、暖炉の様子や焚き火の音を動画で紹介していることもあります。音や光、空間の雰囲気を事前に感じられるので、とても参考になります。

予約サイトだけでは伝わらない「空気感」は、こうしたメディアで確認すると失敗が少なくなります。逆に、写真と現地のギャップがあるような宿は注意が必要です。

口コミから見る「リアルな体験談」

最後に頼れるのが「口コミ」です。宿泊サイトやGoogleマップ、SNSなどで、実際にそのホテルを利用した人のレビューをチェックしましょう。特に冬に宿泊した人の意見は、暖炉や薪ストーブの使い勝手や暖かさ、煙の有無などリアルな情報が詰まっています。

たとえば、「火の管理が自分でできて楽しかった」「暖かさが思ったよりもしっかりしていた」「子どもが近づきすぎてヒヤッとした」などの声は、実際に泊まった人だからこそわかるものです。

また、サービス面や料理の満足度も口コミから見えてきます。何を重視して宿を選ぶかを明確にしながら、口コミをチェックすることで、自分にぴったりの宿を見つけることができるでしょう。

まとめ:心も体も温まる冬の贅沢、暖炉ホテルで特別な時間を

関東やその近郊には、薪ストーブや暖炉がある魅力的なホテルがたくさんあります。ただ泊まるだけではなく、「火とともに過ごす」という体験は、日常ではなかなか味わえない特別な時間です。

忙しい毎日から少し離れて、火のぬくもりと静けさに包まれる旅は、心も体もじんわり癒してくれます。カップルでの記念日旅行、家族との思い出づくり、自分へのご褒美旅としても最適。
アクセスの良い宿を選べば、週末でも気軽に非日常を楽しむことができます。

「暖炉付きのホテル」と一口に言っても、客室にあるのか共用か、焚き火体験ができるかなど、特徴はさまざま。事前にしっかりと情報をチェックして、自分にぴったりの宿を選ぶことが、最高の旅の第一歩です。

この冬はぜひ、火のある暮らしを体験してみませんか? 忘れられない旅が、あなたを待っています。